中国の、人類の一大遺産である長城を守る法律は今まで存在していなかった。この10年、経済開発の波に乗り、長城は地域開発、観光開発等の脅威に曝されるようになり、このまま放置すれば貴重な遺跡があらかた失われかねないとの懸念が関係者の間に芽生え始めた。2002年中国長城学会は長城の100の地点を実態調査し国務院に報告、長城保護法の成立となった。施策の中身を詳細に見れば中央政府と地方政府さらには既に長城を利用して生活している人々、団体、それぞれの利害は錯綜しており施策が出来たからと言って直ちに保護が万全になるとは思われない。とは言え、万里の道も一歩からの例えどおり、関係部門が積極的な保護活動を始める第一歩がこれにより踏み出されたのだ。この8月、北京市は長城保護のための23条からなる施策を発表した。(以下長城保護のための施策、いわゆる北京長城保護法からの抜粋) |