三国志演技から題材を得た物語。幼子を守りつつ鮮やかな槍使いを見せる立ち回りもみごとですが、糜夫人を守りそして助けられなかった葛藤などの演技の絶妙さも見どころです。
(ストーリー)
三国時代、劉備(りゅうび)の治める蜀(しょく)を虎視眈々と狙う魏(ぎ)の曹操(そうそう)は八万の軍隊を率いて荊州(けいしゅう)に攻めこみます。劉備はやむなく城を捨てて南へ逃げますが、劉備を慕ってついてきた一般人が多くいたため行軍のスピードが遅く、ある夜ついに曹操軍に追いつかれました。趙雲(ちょううん)は突然の敵を相手に戦っているうちに、劉備から託された阿斗(あと:のちに劉備の後を継いで蜀の君主となる)と劉備の妻・糜夫人(びふじん)を見失ってしまいます。二人を見つけたとき、糜夫人は敵の流れ矢のために足に怪我をして動くことができなくなっていました。趙雲は怪我をしている糜夫人と阿斗を自分の馬に乗せて逃げようとしますが、足手まといになることを恐れた糜夫人は息子の阿斗を趙雲に託すと井戸に身を投げ自害してしまいます。やむなく趙雲は幼い阿斗を抱き、馬に乗ってただ一騎で曹操軍を突破します。満身創痍の趙雲が長坂坡(ちょうはんは)まで辿り着くと、敗走する劉備軍の殿(しんがり)を努めていた張飛(ちょうひ)が待ち構えており、追っ手の曹操軍をくいとめます。
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